韓国旅行にこれまで7回ほど行っていて、実際に現地で役に立ったもの、まずはこれだけ覚えておけばけっこう使えるという簡単な韓国語をご紹介いたします。
この記事は以下のような人におすすめ!
- 初めて韓国に観光に行く人
- 現地で韓国語を少し使ってみたいと思っている人
アニョハセヨ
こんにちは、などの挨拶です。
朝も夜も「アニョハセヨ」で大丈夫です。
日本でも、外国の方が「こんにちは」と言ってくれるとうれしいですよね。
海外を訪れるとき、すべては無理でも一言でも現地の言葉を使うと喜んでもらえるので、ぜひ勇気を出して言ってみましょう!
カムサハムニダ
ありがとうございます、という丁寧なお礼の言葉です。
「コマウォヨ」などもありますが、いちばん丁寧なお礼の言葉を言っておけば問題ないでしょう。もしかしたら場違いな場合もあるかもしれませんが、そこは観光客が言っているということで、ご愛敬。ほほえましく受け取っていただけるはずです。
食事をしたお店や買い物をして支払いを済ませた後に「カムサハムニダ」、
すれ違う時に道を譲ってくれたら「カムサハムニダ」、
何か質問して答えてくれたら「カムサハムニダ」。
サービスを受ける側が丁寧だとよりよいサービスを受けることができるので、ぜひ言ってみてください!
チョギヨ
すみませーん、と声をかけるときに使う声掛けの言葉です。
英語の「Excuse me」に近いかもしれません。
何か聞きたいときに「ちょっとすみません」という感じで「チョギヨ」と言ってから、質問すると聞いてもらえるクッション言葉のような感じでしょうか。
居酒屋などで追加注文するときに大きな声で「チョギヨー」と呼んでいる現地の方も多いですね。ちょっと真似してみてもおもしろいかもしれません。
チェソハムニダ
申し訳ありません、という謝罪の言葉です。
悪意はなくても慣れない場所で失敗してしまったり、相手の気に入らない行為をしてしまうことは多々あります。
そのときは「チェソハムニダ」と一言伝えましょう。
モルゲッスムニダ
わかりません、という意味の言葉です。
日本人は韓国人に似ているので、時として現地の方に道を聞かれたりします。
もし分かれば教えてあげればよいのですが、そもそも何を言ってるかわからないというときは「チェソハムニダ、モルゲッスムニダ(すみません、わかりません)」で大丈夫です。「え?わからないの?」みたいなことを言われますが「モルゲッスムニダ」と伝えれば、他を当たってくれます。
ムル ジュセヨ
お水ください
韓国の食堂は、テーブルに自由に注げるお水が置いてあることが多く、とても良心的だと思っています。それでもお水がない場合、「チョギヨ、ムル ジュセヨ」と言ってみましょう。「ジュセヨ」は汎用的な丁寧ワードなので、食堂で注文するとき、メニューを指さしながら「イゴ ジュセヨ(これください)」「メクチュ ジュセヨ(ビールください)」「ソジュ ジュセヨ(焼酎ください)」と単語の後に付けることで丁寧にお願いすることができます。ぜひ使ってみてください!
イゴ、イッソヨ?
これ、ありますか?
何かほしいものが決まっていて見当たらないとき、お店の人にその画像を見せながら聞くと、伝わりやすいです。
ない場合は「オプソヨ」と言われます。
もしある場合は、ある場所まで連れて行ってくれることが大半です。
「イッソヨ?」はとても利用頻度が高い使える言葉だと思っています。
例えば、ショッピングビルでトイレに行きたくなった時「ファジャンシル イッソヨ?(トイレありますか?)」と聞けば、もしあればその方向を指さしてくれるだろうし、なければ他を探すということができます。
イゴ、オルマエヨ?
これ、いくらですか?
観光客が行くようなお店は大きく値段が書いてあると思いますが、もし値札が見当たらない場合、店員さんを捕まえて指さしながら聞いてみましょう。ただ、数字を言われても理解できるかというのは難しいところですね笑。書いたものを見せてもらえると助かりますね。
ファジャンシル オディエヨ?
トイレどこですか?
観光地でトイレに行きたい場合、ホテルのロビーなどでスタッフの方に聞く場合などに使えます。「オディエヨ?」が「どこですか?」なので、場所を聞きたい場合は他にも応用が可能です。
単語編:シップン
10分
カフェで何か注文した時に時間がかかる場合やタクシーでここからどれくらいかかるかというとき、経験上なぜか10分ほどかかると言われることが多いです。あくまで私の経験則ですが、何かペラペラと言われても「シップン」と聞き取れたら、前後のやりとりから「10分かかるんだな」というのが理解できればことが足りるので、「シップンは10分」を覚えておいて損はないと思います。
番外編:エレベータで「Hello」
先日訪問した韓国で、ホテルのエレベータに乗った時、気さくな(おそらく)アメリカ人のビジネスマンが、乗り込んできたときに「Hello」と挨拶してくれました。私もつい反射的に「Hello」と言い、乗っていたのはそのビジネスマンと別の女性二人組、私と娘の5人だったのですが、空気がスッと和やかになったのを感じました。途中の階で女性二人組が降りる時もビジネスマンは「bye」と軽く挨拶し、私もつられて「バーイ」などと言い、そうするとビジネスマンがフフッと笑って「バイバーイ」とさらに陽気に言ったりしました。
その後、ビジネスマンと私と娘の3人になった時、ビジネスマンが「どこから来たの?」と私たちに聞き、娘がすぐに「Japan」と言うと、ビジネスマン氏は「Oh」と言いながら、手を胸に当てて「I love Japan」と言ってくれました。エレベータが目的階に着くまでの短い時間でしたが、非常に温かいコミュニケーションがとれたと感動しました。
エレベータに知らない人と乗ると気づまりになりがちです。特に海外のホテルのエレベータだと国籍も様々で言葉なんてかけられないと思ってしまいがちですが、ビジネスマン氏は「Hello」と魔法の言葉で空気を和やかにしてくれました。
彼は各国を飛び回るビジネスマンだからできたのかもしれませんが、ぜひこの卓越したコミュニケーション能力を体得したいと思いました。
どこから来たの?と聞いた後のその反応も、相手をリスペクトする紳士的であり親しみのある態度で、とても友好的なものでした。私も大人として見習いたいと思いました。
まとめ
言葉がわからない海外は時に不安にもなりますが、勇気を出して言葉を発することでお互いの距離を縮めたり、親しみの感情を持つことができるようになると思います。
海外に行くとき常々思うのは、やはりその土地の文化や人々を尊重する気持ちだと思っているので、できるだけ彼らの気分を損ねない範囲で楽しく観光できればと思っています。そのために、挨拶の一言でも現地の人に声をかけるようにすることは、まず第一歩だと思います。臆せず、こんにちは!ありがとう!と言ってみてください。きっと、言われた現地の人々もうれしく思うでしょう。
韓国に初めて行く方は、反日感情などマスコミが流す情報で不安に思うこともあるかもしれませんが、韓国の人々はとても親切です。観光客にも慣れています。ただそれに甘えすぎることなく、リスペクトの気持ちを持って楽しんでいただければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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